米袋デザイン |
前回「オリジナルデザイン米袋の作り方」というテーマを元に、ラミ袋やポリポリ袋とよばれる米袋(フィルム袋)をご紹介させて頂きました。
今回は、ポリ袋と呼ばれるタイプの米袋についてご紹介させてもらいます。
ポリ米袋とは?
皆様が普段よく目にされているゴミ袋や買い物袋がポリエチレンから製造されているのはご存じでしょうか。そのポリエチレンで製造されたお米用の袋がポリ米袋です。フィルム袋と比べると見た目の鮮やかさは劣りますが、比較的安価に作れるのが特徴です。
ポリ米袋は、ポリエチレンのインフレーション(チューブ原反製造)、原反への印刷、単袋加工という3つの工程を経て製造されますが、オリジナル印刷入りポリ米袋を作る際、フィルム袋と条件が若干異なりますのでご説明させて頂きます。
◆ 印刷について
フィルム袋と同じく印刷方式はグラビヤ印刷になります。
ただし、フィルム袋はシート状の原反に印刷を行うため、表面・裏面を一遍に印刷しますが、ポリ米袋はチューブ状(筒状)の原反に印刷を行うため、表面と裏面を分けて順番に印刷する事になります。必要な色数は、表面で使う色数と裏面で使う色数の合算になるため、シートに印刷する場合と比べて必要な印刷色数が多くなります。
<例> 表面:白色+基本原色(CMYK)の5色 裏面:白色+墨色の2色の場合、
チューブへの印刷の場合、合計7色となり、印刷版も7色分必要なります。
(フィルムへの印刷の場合、白色+CMYKの5色でOK)
◆ 材質選定のポイント
お米を充填するにあたりフィルム袋とポリ袋で機能的にあまり大差がございません。材質を選定する際には、コスト面を重視されるのか、それともデザイン性(印刷の鮮明さ)を重視されるのかがポイントになります。(長期保管や真空包装にしたい場合については、専用構成のフィルム米袋を推奨しております)
デザイン入稿や製造ロット、注文の流れについては、フィルム袋と基本的には同じ形になりますので、前回のコラムをご参照ください。
オリジナルデザイン米袋の作り方~ラミネートフィルム袋編~
なるべく安くオリジナル米袋を作りたいという方は、ポリ袋をご検討ください。お問い合わせをお待ちしております。