米袋豆知識 |
お米は秋に収穫されそれが年間通じ流通し、消費者に渡っていきます。その為収穫からどこかで保管されることになります。場合によればその期間が1年間を超えることもあります。その点が収穫して輸送され消費地の販売店から消費者の手に渡るほかの農作物との大きな違いとなります。
農作物の多くは収穫からより早く消費者の手に届けることで高い鮮度を保ったまま美味しく食べてもらえます。その為より流通の期間を短くする努力により価値を高めることができます。
お米の場合はそうではなく,どこかの時点で保管が基本的には必要となります。その保管の期間に品質を落とさない努力が必要となります。
保管はする方法は大きく分けて3つあります。もみ保管、玄米保管、精米保管です。
お米は田んぼで収穫され稲穂に稔っている籾(お米)を取り外す脱穀が行われます。
その取り外されたままの籾の状態で保管するのがもみ保管です。メリットは常温保管でも虫や微生物による品質低下の影響が少ないことですが、玄米が籾がらに覆われている状態ですので、容積が大きくなり保管スペースが大きく必要になることと籾を取り除く籾摺り機が消費地にはほとんどないことがデメリットとなります。
籾から籾がらを取り除いたのが玄米で、それを保管することが玄米保管です。一般的な保管方法で虫等の影響や品質低下を防ぐためには低温で保管することが必要となります。
日本各地には大小多くの精米工場があり玄米を白米として販売店舗に出荷できるので、産地、消費地のいずれでも保管することができます。この時の保管にクラフト紙製の30kg米袋、いわゆる玄米袋が使われています。1トンを優に超える重量を積み上げることが通常行われており、それに耐える強度があるのが玄米袋です。ほぼ同じサイズで全国各地にて生産され玄米保管の重要な役割を果たしています。
精米保管は玄米を白米にし小売り販売用に袋詰めされた状態で販売店や業務店に運ばれるまでの保管が主になります。精米した後はそこからより短い期間に消費できるようにすることが搗きたてや新鮮なお米と評価されあまり長く保管することはあえて行われないことがほとんどです。ここでの米袋は購入する際に目にする袋となり多様な材質、印刷が行われ様々なものがあります。品質維持を目的としたものもあり、真空パック、小袋で脱酸素剤を封入したものあります。
家庭での保管も多くのお米業界の方が冷蔵庫での保管を推奨しており、それ専用の保管容器が販売されていたり、中にはペットボトルに入った状態で販売されているお米なんかもあります。
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