米袋豆知識 |
クラフト米袋と聞いてどのようなものをイメージするでしょうか。
手芸、工芸品として作られたものや技巧的に製作されたものを想像される方もいらっしゃるかもしれません。
最近よく耳にするクラフトビールやペーパークラフトなど一般的に使用される『クラフト』というのがそのような意味になります。
クラフト米袋の『クラフト』はクラフト紙という紙の種類を意味しクラフト米袋は単純にクラフト紙で作られた米袋となります。
紛らわしいのがその米袋を材料としてペイントする、シールを貼るなど工作し家庭で手作り収納として利用することが米袋リメイク、米袋DIYという呼び名で流行っていることもあります。
そのため混同しやすいのかもしれません。
クラフト紙は丈夫で比較的安価という特徴から封筒、手提げ紙袋、包装紙などに多く使われていることから身近な素材になっています。
見た目にも原料となる木材チップの色を残したナチュラルカラーで温かみのある風合いが根強い人気のある紙です。
人気の生活雑貨ブランド無印良品の商品を思い浮かべる方も多いのではないのでしょうか。
そのためお米、コーヒー、紅茶などのパッケージとして使用されることも多くあります。
自然に育まれる農作物とクラフト紙のイメージの相性が良いのでしょう。
その他農作物以外の商品にも幅広く使用されています。
そのようなパッケージに使われる際には比較的高品質な品物に使われています。
お米においても例外ではなく、一般のお客さまに意見を聞く機会でもクラフト米袋に入ったお米は美味しそうだ、高価に見えると言った声をよく聞きます。
クラフト米袋を使う理由としてそういった商品価値を高める目的もありますが、それ以前にお米を産地から消費地に運ぶうえでクラフト米袋はなくてはならないものとなっています。
皆様もニュースでの映像、お米屋さんや道の駅などで積まれている大きな米袋を見たことがあるでしょう。
日本国内のお米の大半があのクラフト米袋に30kgのお米が詰められ輸送されています。
その30kgの米袋のサイズはほぼすべて同じです。
同じ米袋が毎年1億枚を超える数で日本各地の工場で生産され使用されています。
そういった意味でもお米とクラフト米袋は切っても切り離せない関係になっています。
日本でお米が食べられなくなることは考えにくく、クラフト米袋も私たちの生活の中で必要不可欠なものと言えるでしょう。
今後もそんなクラフト米袋を魅力あるパッケージとしてたくさんの人たちのお役に立てるようご提供できればと思います。