米袋豆知識 |
スーパーやお米屋さんで販売されているお米の袋の多くには穴やすき間が設けられ脱気孔が存在しています。
その理由は袋の破袋防止と積み上げやすくするためです。お米は精米工場から販売店まで積み重ねて輸送されており、パレットに数百キロ積み上げられる事も珍しくありません。また販売店の店頭でも積み上げられて陳列されることが一般的に行われています。
その際に密封された袋であれば空気の逃げ場がなく積み上げが安定せず崩れやすくなってしまいます。また脱気孔がなければ衝撃が加わった際に破袋(パンク)を起こしやすくもなります。その為に米袋には様々な形状にて脱気孔が存在しています。
KOMEBUKURO.comの規格フィルム米袋はそのほとんどに機能性、使いやすさに優れるレーザー孔という脱気孔を採用しています。もちろん各種オリジナル米袋にも広く対応できます。 ここではそのレーザー孔と各種脱気方法のご紹介をいたします。
米袋の表面に0.3mmほどの空気穴を数多く配列します。
片面にのみ設けられますので下面にレーザー孔がくるように積み上げれば上から落ちてくるほこりや水滴が袋内に入るのを防ぐことができます。
微細な空気穴となりますので虫が入ることも抑えることができます。
脱気性も優れており充填設備も変更なく使用できることがほとんどで使い勝手も良い仕様になっています。
米袋の両面に直径1~2mmほどの丸い穴をあけた形状。
袋を貫通させる形でパンチ穴が袋の裏表いずれにも設けられます。
米粒は通さず空気を抜く脱気孔で空気抜けが早いのが特徴ですが、その穴より小さなほこりや虫が入る恐れがあるデメリットがあります。
フィルムシートを使用して袋を作る際に袋の裏面を貼り合わせる部分に隙間を設けその隙間を不織布で覆うようにして貼り合わせる形状でその不織布部分の繊維の間から脱気させる形状。
不織布の繊維と繊維の間から空気が抜けます。
たいへん細かな隙間から脱気するのでほこりや虫が入ることを抑えられますが、不織布部分に厚みがありヒートシールで封かんする際にその部分の熱が伝わりにくくシールがつきにくくなるのがデメリットです。
主にフィルムの3方袋のサイドまたは底シールを直線的に完全にシールせず破線状にすることで表面と裏面の貼り合わせ部分に複数の隙間を設け脱気させる形状。
米袋の表面に脱気孔がなく貼り合わせの隙間から空気が抜ける為、ほこりや虫を入れないことに有効です。
シール部分の形状は様々ありますが比較的空気が抜けにくいことやまれに隙間から米粒が抜け落ちてしまうことがあるのがデメリットとなります。