米袋豆知識 |
家庭などに届ける米袋のそのほとんどが紙製の時代がありました。米穀店がお米を紙袋に詰め専用のミシン機で縫い付け口を閉じて運んでいました。そこから時代の流れでポリエチレン製フィルムやその他フィルム製の米袋が主流となりました。
その後、米袋は長らく他の食品と比べると変化や種類も少なかったように思えます。5㎏や10kgで銘柄や商品名が印刷デザインされた平袋でそのほとんどが販売されていました。デザインは昔のごくシンプルな白い袋に1色、2色で印刷行っているものから多色印刷やカラー印刷など華やかなものも多くなり変化していきましたが、袋の形状の変化は小さかったように思えます。
お米の流通規制も緩和が進み、お米自体の消費量が減っていく状況もあり米販売も多様化していきました。核家族化や一人暮らしの増加で1世帯あたりのお米を食べる量が減り、その影響により米袋の小容量化。また、消費量が減っているとはいえ、日本人のほとんどが毎日食べるお米でのギフト商品化の拡がりなどがその理由に思えます。
そんなお米の特徴的なパッケージについて何点か紹介します。
ポリエチレン袋・ラミネート袋
一般的な米袋で容量は5㎏等に多く使用されています。以前は脱気孔に目で確認できるパンチ穴を設けていましたが、最近では虫やゴミの混入防止の為に、よく見ないとわからないような小さな穴や袋の貼り合わせ部分に隙間を設けている袋、無孔袋と呼ばれるものが主流となっています。
スタンドチャック袋
お米1㎏や2㎏に使われることが多く自立するので袋のまま保存できます。お米の保存は低い温度で保存することで品質の低下が防げるので冷蔵庫で保管する際も便利です。一人暮らしなどあまりお米の量を必要としない方に便利な米袋と言えます。
使い切り少量パック
炊飯器には合単位で目盛りが付いていてその単位でお米を炊く事が多いと思います。お米のパッケージは少量のバリエーションが増え300g(2合)や450g(3合)と言った1回使い切りパックも一般的に市販されるようになってきました。なかには棒状にかたく真空パックしてその中心を割るように開封して使うようなものもあります。
ヒモ付きクラフト袋
クラフト紙を材料とした米袋で結んで封かんするためのヒモが付いています。白クラフト紙を用いたものや窓付き、内側にポリエチレンでコーティングした保湿タイプなどがあります。道の駅や農産物直売所で地場産のお米の販売やクラフトのナチュラルなイメージを活かしたデザインでフィルム製米袋に入ったお米との差別化にも使われます。
KOMEBUKURO.comではこの形状で150g(1合)から30kgまでの米袋に対応しています。
キューブ型用真空ガゼット袋
300g(2合)や450g(3合)といったお米を詰めた後に立方体状などに成型して真空パックする米袋。主にお土産商品や複数の種類を化粧箱へ箱詰めしていろんな銘柄のお米が楽しめる贈答品用などに使われています。
テトラ型用平袋
袋は通常の小さな平袋ですが150g(1合)や300g(2合)といったお米を詰めた後に袋の表面の真ん中と裏面の真ん中をつまみ拡げ袋の口を閉じるとテトラ状パッケージとなります。結婚式、披露宴などでお配りするプチギフトによく使われているようです。
KOMEBUKURO.comはインスタグラムでいろんな米袋の写真を投稿しています。ご興味あればのぞいてみてください。
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